授乳室図記号(女性用)、授乳室図記号(男女共用)が JIS Z8210(図記号)追補3として公示
授乳室図記号(女性用)、授乳室図記号(男女共用)が
2020年5月20日にJIS Z8210(図記号)追補3として公示されました。
この新しい図記号は令和元年第一回JIS Z8210(案内用図記号)改正原案作成本委員会にて授乳室図記号に関する分科会から提案されたものです。
図記号については、リンク先でご確認ください。
授乳室図記号に関する分科会には当会のメンバーの長谷川万由美が委員として、また本郷寛子、奥起久子、稲葉信子がオブザーバーとして参加しました。
【授乳室の図記号制定の経緯】
2017年7月に国際規格(ISO)との整合の観点から赤ちゃんのおむつ台と哺乳瓶が1つの枠内に描かれた図記号を使うこととなりました。
当会ではこの図記号変更に対するパブリックコメントを出し、その後お母さんや子育て支援者に対するアンケートを実施し、「お母さんが母乳を与えられる授乳室かどうかがわかりにくい」などの声を集めました。
授乳室図記号に関する分科会では、国内外のマーク(国際母乳育児シンボルマーク、国内の授乳室マーク)を紹介するとともに、アンケートの結果や当会に集まる支援者の意見などをもとに、女性が安心して授乳できる場であることを示す図記号の必要性を訴えてきました。
他の委員から、家族で一緒に入れる場も必要、男性も安心して赤ちゃんの世話ができる場も必要、などのさまざまな意見が出て、最終的に2種類が作成されました。