「経済学者から学ぶ母乳育児」当日のアンケートより
「経済学者から学ぶ母乳育児」当日のアンケートより抜粋で様子をお伝えします。
質疑応答では、災害時を含むオーストラリアの液体ミルクの使われ方と状況が話題に上りました。ジュリーさんからは、病院でしか使われていません。それも、だんだん、母乳銀行の母乳を使うように変わっていっています。
それは液体ミルクは高いからという理由もあります、とのことでした。
また災害時は衛生的な状態ではないので、液体ミルクは使わず、母乳をあげている方には母乳が続けられる支援をします、とおっしゃっていたのが印象的でした。(50代 女性)
大変興味深いお話でした。今回の講演を聴き 女性のすごさにあらためて確認できたことに加え 自分の存在意義をあらためて確認できたことが大きな収穫でした。ただなかなか経済活動のなかで数値として認められてないこともわかりました。2人の子供を一歳で保育園に預けながら 母乳育児を続け 食事を中心とした家事を極力手を抜かず頑張る日々に 正直疲れきってしまうこともあるのですが 会社に行き 何かしら生産して その間も子供が欲しがる分の母乳を生産して!週末は平日分も食事作りをすることで 生産して 自分の時間がないななんて思いめげそうになることもあるけれど これだけ生産していれば なかなか消費するつまり 余暇が取れないのも仕方がないな!しばらく生産に勤しむかなんて 自分の生活を経済活動に当てはめると客観視できてました。国が母乳育児に取り組めば 医療費が抑制できるのではと思います。そのための正しい知識を医療者、お母さんに伝える教育費はかかりますが 教育費は初期投資こそかかりますが 正しくやればリターンも大きいから 国が率先してやってくれるとよいなと思います。
(40代女性 会社員)
オーストラリア国立大学のジュリー・スミス准教授の講演は、母乳育児をはじめとする女性の見えない労働がどれだけの価値を生み出しているか、という大変ユニークで重要な視点からの考察で、感銘を受けました。母乳で育てる重要性は多くの人が「常識的」にとらえていることですが、子どもを母乳で育てないことが経済的な損失につながることを数値で説明するなど、大変説得力のあるお話でした。また、病院が乳業会社のマーケティングのターゲットになっており、それが母乳育児の妨げになっていることを指摘していましたが、重要な課題として目を向けていかねばならないと感じました。
(60代 男性 地方議会議員)
母乳育児は 母親の時間と労力を大変使うものだという事を 再実感した。母乳育児には それだけの価値がある事も再確認出来て とても良かった。GDPの話も 国がちゃんと 女性の母乳育児を含む無償労働の価値をちゃんと理解し 特に 母乳育児においては ちゃんと保護していってくれる事が 母子の健康 ひいては 国の人々の健康を守り 国が豊かになっていく道なのだと思った。なお 災害時における乳幼児の栄養は 母乳育児が最も大事であり オーストラリアにおいては 母乳バンクなどもあり 今後はそれを活用していくのが良いという話でしたが 日本も 母乳バンクをもっと増やして 災害時に活用できる位になれば いいのにと思った。
世界の母乳育児を状況を知るのは とても興味深く また もっと知りたいと思った。こういう講演会がまたあれば 是非行きたいです。
(30代 女性 専業主婦)
100%母乳育児を押し付けることなく、もう少し底支えをするためにはどうしていったらいいのか?考えさせられました。
(30代 女性 区会議員)
大学で海外の方の講演を聞ける機会はほとんどないので、新鮮でした。
英語にはあまり自信がなかったので通訳があったおかげでとても助かりました。内容としては、医学部低学年でもわかるもので、今回、経済学者から見た視点を学べたことで、より母乳への興味関心が深まりました。私も将来、もっと多くの人が母乳について知ってもらえるような活動、または、母乳育児を守るような活動が出来るといいなと思っています。今後も機会があれば参加したいです。
(10代 女性 学生)
モヤモヤとしていたことが分かってとても嬉しかったです。大きな枠組みで母乳育児支援を考える良い機会となりました。
(30代 女性 助産師)